やっすんばるんの のんびり趣味生活

のんびり屋の趣味生活を紹介します。

ポルシェ 986 ボクスター について

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ポルシェ 986 ボクスター 1999年式の2.5リッターです。

この車両はプントを手放した後で購入しました。

ボクスターには2.5 2.7 3.2 のエンジンが用意されていましたが

2.5は初期のモデルのみで、中期後期は2.7と3.2のみのラインアップとなっています。

私の車両はちょうど初期の最後の方のモデルで、切り替わりの微妙な時期の車両です。

2.7、3.2には乗った事が無いので解らないのですが、2.5に乗った時の印象はキビキビ走るけどパワーが無いと言う感じでした。

元々フィアットとの入れ替えですが、その頃は通勤にも951を使用していたのでその為感じた事だと思います。

但し、レスポンスは最高で、ペダルとエンジンが直結しているような走りをしてくれます。(951はワイヤーなのでその点は少しもっさりしています。)

この車両は購入して5年程経ちますが、故障箇所が多く色々と整備しました。

 

トラブルとしては

 

燃料ポンプの故障でエンジンが掛からない

これはドライブ中に発生した為かなり冷や汗をかきました。

偶然近くにあった床屋さんに助けてもらい駐車場まで車を押してもらい

店内で、レスキューが来るまで待たせてもらいました。

あの時の床屋さんにはとても感謝しています。

燃料ポンプはフロントボンネット バッテリーの下に隠れています。(ガソリンタンクの中に・・・)ガソリンを全て抜いて交換しましたが、ポンプはタンクの底に設置してあり中々外れません(^_^;)とても危険なので素人にはお勧めしません。

また、燃料系のトラブルは点火系の可能性や電装系の可能性がありますので

リレー、ヒューズの確認、プラグの確認をまずしておいた方が無難です。

それでダメなら専門家に頼みましょう(^-^)

 

幌のリンクが外れた

幌の骨組みは開く時にリンクを返して折り畳まれますがリンクは先端が樹脂で出来ている為、劣化が進んで幌の開閉時にリンクが根元から折れました。

幌のリンクが外れますと開閉時にふにゃふにゃになってしまいどうにもならなくなります。

その場合の対策は幌を開けずに閉じ直してやる事です。

閉める分には骨組みは張った状態になりますので様子を見ながら閉めれば問題はありません。

逆に、むやみに開いてしまおうとすると余計な故障や怪我の原因になりますので閉じてしまいましょう。

リンクは対策品が売っているので基本対策品に替えれば大丈夫です。(10年は)

なお、1999年のボクスターは基本平坦な場所でしか幌の開閉をしては行けません。

その理由は幌の骨組みの剛性不足だと思うのですが、少しでも傾いた場所で幌の開閉をすると必ずと言っていい程幌の格納スペースの羽?(名称が思いつかない(>_<))の裏側にあるカバーが骨組みに干渉してバキっといいます。

そして、幌の骨組みはマグネシウム製ではありますがそれなりの重量はあります。

リンクの交換方法は、幌が上がらない程度(格納部の羽が目いっぱい上がったあたりまで)幌の開閉スイッチを動かしますとアクセス出来ます。(幌がフックで固定されているので少しばらす必要があります。)

 

エンジンを吹かすと異音がする

これは失敗談ですが、エンジンを掛けてしばらく走行するとタイヤに石でも挟まった様なカチカチと言う音が聞こえてきました。

クラッチを切って惰性で走っている時は音がしなくなるのでエンジンか?例のインタミシャフトか?(インターミディエイトシャフト、この頃のポルシェの持病)等と不安になりながら帰宅し、念のためタイヤを全て外してチェックしても問題は無く何の音かと思っていたら、なんと原因はプラグでした。

以前にプラグを交換した際、一本だけが仮締めでプラグとエンジンとの間に若干の隙間が出来てしまった為、排気漏れを起こしていた様です。

この症状はエンジンを吹かした際のカチカチ音と、エンジンを掛けた際に時折キューっという音が出るのが特徴です。のでこの音が出たらプラグを疑ってください。

因にボクスターのプラグ交換は非常に面倒です。

リアタイヤを外し、リアタイヤからエンジンを守るカバーを外して腕をタコの様にくねらせてようやくすべてのプラグを交換出来ます。

面倒くささはインプレッサロータリーエンジンに匹敵すると思います。

 

ブレーキの引きずり

これは思ったほど単純では無く、この年代のボクスターの持病かもしれません。

ブレーキの引きずりは基本的にキャリパーやローターに問題がある事が多いですが

この車の場合、キャリパーの剛性も十分なので、滅多にキャリパーの引きずりは起きません、その代わり起きるのがマスターシリンダーの引きずりです。

詳しくは解りませんが、錆びてもいないのにマスターシリンダーの戻りが悪くなるのです。

私はこの症状に対してブレーキを踏む度に左足でブレーキを戻して乗っていました

現在はマスターシリンダーを変えて、オイルを総取っ替えで症状は収まりましたが

この症状は走行上危険ですのでご注意ください。

走行中の引きずりは注意しないとわからないレベルです。

少し傾斜した道でブレーキをおもいっきり踏んで、ブレーキを離しそのままサイドブレーキを離して、車が動かない様であれば引きずりを疑ってください。

 

少し文章が長くなってしまいましたので続きはまた今度お話します。