フィアット プント スポルティングアバルト について
私の過去所有の車両です。
1.2リッター 89PS でもそんなスペックは気にならないくらい楽しい車でした。
エンジンは横置きツインカムでいい音を奏でてくれます。
ヘッドライトはH1球でヘッド、ハイビーム、フォグと全てHID化していました。
フォグランプには光軸調整も付いていて中々豪華でした。
同時期にプントの1.2リッターSOHCカブリオレを知人が乗っていましたがその差は歴然で違う車に感じます。(カブリオレにはカブリオレの良さがありますのであしからず)
純正のフルエアロが決まっていていい車でしたが、燃費はリッター12くらいでした。
ボディは前回紹介したルポとそんなに違わないサイズなのでキビキビ走ります。
標準モデルとの違いはミラーがビタローニ製で、エアロが付いている事とアバルトのエンブレムが付いている事、足回りが強化されている事、基本MTしか無い事くらいです。
純正ホイールは14インチで175/60 だったと思います。
私は15インチで195/50を履かせていました。
基本的にイタリアのこの手の車はホイールピッチが98で微妙に合いません
なので私はスペーサを入れてその場をしのいでいました(笑)
ホイールはドイツのRHと言うメーカーの物でオフセットは浅いのですが深リムに見えるホイールを履かせていました。(なぜかアバルトのエンブレムが入ったホイールが売っていたので・・・)
サイズは8Jでしたが中々のツライチで(フェンダーは爪折りしましたが・・・)
カッコよかったです(^-^)
不具合はエアクリーナBOXの樹脂が弱っていて取り外した際にネジ取り付け部がポロポロ折れてしまった事(この頃のイタリア車は樹脂が弱いのかな?)
これは、金属パテを使用して新たに足場とタップをたてて修理
水温センサーがイカレてオーバーヒートしそうになった事(冬場だったので暖房を最強にして50Km走りました、水はすぐカラカラになるので途中途中水を足しながら(^_^;))
これは新品に交換して問題はなくなりました。
水温センサーの取り外しは専用工具が必要ですが私はパイプレンチで外しました(^-^)
クラッチのプレッシャープレートの爪が折れて走行不能に・・・
クラッチを切った瞬間パキンと音がしてクラッチが切れなくなりました。
とりあえず、エンジンを切って2速に入れて(エンジンが掛かってなければギアはクラッチ無しでも入る)でエンジンを掛けて急発進し、そのままノークラッチ走行で帰宅
クラッチを交換しました。
私が所有していた時期は2年程でしたが、その間に色々な目にあった車でした。
所有期間中にはブレーキパットも新品で乗り始めて2年後にはまた交換と言うとんでもない早いサイクルでしたが、イタリアのトヨタとも言えるフィアットは部品代が安く、壊れてもポルシェの様に何十万コースにならないので、その点は経済的かもしれません。
又、只の大衆車で89PSの車であるにも関わらず胸が熱くなるような走りをしてくれるイタリアの車に深く心を魅了されました。
車は馬力だけじゃないという事を実感できたいい機会になった車でした。
機会があればまた乗りたいのですが、最近は程度のいい車体が無く、値段も上がってきてしまっているので取っておけば良かったと後悔しています。